2016年07月23日 14:46
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平安時代の末期 (平家の時代) から鎌倉時代 (源氏の時代) へ政権交代しました。
鎌倉時代 (源氏の時代) なると九州島には源頼朝 (よりとも) の隠し子 → 島津忠久 (源氏) が住むようになった。そのため、九州島の南には 「平家の落人」 伝説の民間伝承が少なからづ存在していた。
1609年に日本と琉球は戦争をし、日本が勝利した。当時の日本政府・徳川家も島津家も 「源氏」 を祖としていたので、わずかながら語られていた 「平家の落人」 伝説の民間伝承が封印され、沖縄諸島から消え失せ、宮古諸島には残った? かも‥ と説があります。
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またその昔、
宮古島の平良市は 「宮古市」 に市名 変更する事になりました。
ところが ⇔
岩手県宮古市の関係者が強く反対したので、宮古市ではなく 「宮古島市」 になったようです。*旧 平良市 → 宮古島市
一説によると、
岩手県宮古市は『都 (みやこ / 宮処) から来た』という意味があり、東北地方にも 「京言葉」 や 「平家の落人」 伝説が語られていたようです。
数少ない民間伝承では、
宮古島の平良も『平の都』と説が少なからづ存在していました。
「平家の落人」 伝説は全国各地にあり、平家の落人たちは『平』という文字を使用するのは 「畏れ多い」 「不敬」 などの理由から使用を控えていました。
ところが ⇔
遠く離れてしまえば、何もかもハデになる傾向があり、離れれば離れるほど『平』という文字の使用がなされたとも云われています。
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それはとても信じられないお話ですが、
糸満の伊敷さん本 には、こんな感じの文が載っています。
壇之浦で源氏に敗れた平家のうち、300人ほどは安徳天皇 (水天宮) とともに奄美諸島を経て沖縄諸島まで南走して来た。
琉球の初代王さま・舜天 (しゅんてん) 王の尊称は首里天加那志 (すいてぃんがなし) 。
安徳天皇 ≒ 水に沈んだ 「水天 (すいてん) 王」 → 「首里天 (すいてぃん) 王」 ≒ 「舜天 (しゅんてん) 王」 になった?‥ と、ある。
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さすがに、その説は信じられませんが、そうした伝説を持っていた人々が南走して来た可能性は否定できません。
実は‥ 沖縄諸島や宮古諸島、八重山諸島にも 「京言葉」 や 「平家の落人」 伝説が、わずかながら民間伝承であった。と説も少なからづ存在していました。
言葉の一例を上げると、
『ありがとー』を沖縄島では『ニフェーデービル』、宮古島では『タンディガータンディ』、石垣島では『ミーファイユー』と言います。
『ありがとー』の古語は『拝み侍る』だといいます。
拝む = 願う
侍る (はべる)
侍 (はべ) ら → 侍 (さび) ら
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沖縄島 → 2拝で侍べら (にふぇーでーびる)、
宮古島 → 嘆願恃んで (たんでぃがーたんでぃ)?
石垣島 → 3拝云う ( みーふぁいゆー)。
そのほか、
いらっしゃいませ = 参り召しおはれ (メンソーレ)、またお会いしましょう = また来侍 (はべ) らさい (マタンチャービラサイ)、失礼致します = ご無礼侍ら (グブリーサビラ) など‥ あります。
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宮古言葉 (みゃーくふつ) と 沖縄言葉 (うちなーぐち)
パニパニ (元気) がんじゅう
んむっし (楽し面白) うむっさ
ぷからす (嬉しい) うぃーりき
ぱずかす (恥ずかし) はじかさ
まさがぬ (正直者) まくとぅー
やなざい (ズルい) インチキ
ムぬユぬピとゥ (おしゃべり者) ゆんたくムン
さきふゃや(酒飲者)さきくぇー
つんだらーさ (お気の毒) チムグリサン
うとぅるす (怖い) うとぅるさん
んぎゃます (うるさい) カシマシ
ぴるます (不思議 / 珍し) みじらし
だりどうう (疲れている) うーたとん
やーっさ (腹ペコ) やーさい
ばたんちどぅ (満腹) ワタみっちょい
んまぁぬむ(美味しい)まーさん
あが (痛い時) あがー
やんさ (病む時) やむん
おごえ! (びっくりした時) あぎじぇ!
あがじゃ! (しまった!) アイやー!
*アイやーは中国語源、アイゴーは朝鮮語源
あらん (違う) あらん
あぱらぎ (美しい) ちゅら
しっしゃな (汚い) ハゴー
ぴんなぎ (変な / 異な) いふーなー
ぬふーぬふ(暖かい)ぬくさん
すだーす(涼しい)すがりん
びぃぐる(冷たい)ひじゅる
からず(髪の毛) からじ
んーぶ(おへそ)テンブス
てぃだ(太陽)てぃら
てぃん(空)てぃん
ぶす(星)ふし
あみかじ(雨風)あみかじ
かんとゅん(雷)かんない
どぅまびてる (驚く) どぅまんぎる
みぃぐるぐる(目が回る)みぃぐるぐる
じん(お金 / 銭)じん
ぱり(畑)はる
やーでぃ (家族) やーにんじゅ
んまつふふあ (親子) うやっくゎ
ういぴとぅ (老人 / 年寄) とぅすい
ばかむぬ (若者) わかむん
すじゃ (年上) しーじゃ
うとう (年下) うっとぅ
やらび (子供 / 童子) わらび
どぅす (友達) どぅし
ばん / どう (私) わん / どぅ
ばんた (私達) わったー
うんじゅ (あなた) うんじゅ
ぴとぅ (人 / ひちゅ) ちゅ
いん(犬)いん
まゆ(猫)まやー
わー(豚)わー
うす(牛)うす
ぴんざ(山羊)ひーじゃー
ぬーま (馬) ンマ
ゆぬむ(鼠)エンチュ
とぅ(鳥)トゥイ
ぱどう (雀) すーさー
がらさ (烏) がらさ
んーばとぅ (鳩) ホートゥ
そみなー(メジロ)そーみなー
いず(魚)いゆ
むす (虫) むし
やーんぶ (蛍) ジンジン
あかーず (蟻 / アリ) あいこー
びーず (蜻蛉 / トンボ) あーけーじゅー
ふぎやん (毛虫) キーブサー
んかじ (ムカデ) んかじゃー
がざん(蚊)ガジャン
んーな (カタツムリ) ちんなまー
やーずみ(家住 / ヤモリ / 家守)やーるー
あまん(ヤドカリ)あーまん
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宮古言葉 と 沖縄言葉 、同じ文字言葉でも音 (おん) が違うので、まったく違う言葉に聞こえ、
九州島や四国島 (東島 / あがりしま) → 日本島 (大東島 / うふあがりじま)、離れれば離れるほど ?‥ また違う言葉に聞こえるけど、平安時代のむかしは、ごく普通に日本島 (大東島 / うふあがりじま) に住む人々は、その音 (P音) を発音し聞こえていたようです。
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⇔ 一方、
んなわけない
‥ と、異論もあります。