巾のメモリー

阿佐工房

2015年10月10日 01:02

日本人は大きくなりました。


大人の着物、一反 (いったん / 1枚) を作る事ができる反物 (たんもの / 布地) の長さを『着尺 (きじゃく) 』と呼んでいるようです。*羽織る着物は 「羽尺」


↑ 着尺の反物


↑ 着尺を拡げた図




着尺の長さは、13メートル前後で振袖の着尺 / 反物はさらに長くなります。




13メートル前後の 「着尺 / 反物」 を裁断して一反の着物が製作されています。

http://asakobonobulogu.ti-da.net/e7997584.html 反物の『長さ』は製経作業で長くも短くもできます。

⇔ ところが、


反物の巾 (はば) は、筬 (おさ) の長さ 40㎝ が最大で、織り縮みにより着尺の巾は 37㎝ くらいになります。



-(・・;) -・-



昔 ある日の午後、
身長 180㎝ くらいの女性が、「袖 (そで) の巾がもっと欲しい」 というような相談がありました。

袖の丈 (長さ) は調整できるけど ⇔ 巾 (はば / 幅) については、

(・・;) 仕立て屋さんに‥ と、進めて (逃げて) しまいました。スミマセン



-・-



着尺のみならづ、

帯の巾も、昔より広くなっているようです。


昔は帯の巾 35㎝ → 織り縮みにより30㎝ くらいでありましたが、最近は 37㎝ にする事が多くなっています。



-・-



着尺も帯も巾広く、
また最近は糸の値段も高く。

(・・;) 色いろ、
大きくなりました。



















関連記事