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無 (ム) と空 (クぅ)

天気予報では、
「降水確率0 (ゼロ) %」 ではなく ⇔『0 (れい / 零) %』と呼ぶといいます。

零細企業などの 「零 (れい) 」 は無 (ム) ではなく、微 (わず) かに有るという意味で、「降水確率 0 (れい / 零) %」 でも雨が降る場合があり、0 (ゼロ) は 「無」 ⇔ 0 (れい / 零) は 「微」 と考える人もいるようです。

⇔ ところが、

0 (ゼロ) は 「無」 ではなく ⇔『空』だという考えもあるようです。


ー・ー


むかし、
地球上に 「0 (ゼロ) 」 という数字が存在せづ、インドで 「0 (ゼロ) 」 が生まれたといい、「0 (ゼロ) 」 は 「無」 ではなく『空』という考えで、仏教の教えから『空』の考えが来ているようです。

その先駆けは、
大乗仏教の祖・龍樹 (ナーガるジューナ) の説いた『空』という考えから 「0 (ゼロ) 」 という数字に通じたとも云われています。

仏教の祖・お釈迦さま の教えは 「苦」 でした。http://asakobonobulogu.ti-da.net/e8454052.html

‥釈迦の教説‥

その苦の原因は、恋をする ⇔ 嫉妬、金に執着して、地位にとらわれたり‥そういう欲望が苦を生んでいる。

苦を脱するには、欲望を滅ぼし、生まれ変わる原因をなくします。


ー・→


龍樹 (りゅうじゅ / Nāgārjuna) は、https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%A8%B9
お釈迦さま が説いた欲望 (よくぼう) の否定は 「こだわり」 であり、肯定 (有) でも否定 (無) にもとらわれない『空』が説かれる → それは大勢の人々を救う事ができる → 大きな乗り物 → 大乗仏教となりました。

「無」と「有」の間にある『空』の立場から仏陀の本来の主旨に軌道修正したという。


ー・→


羊が一匹、羊が二匹、3匹 ‥・‥→ といったように、
羊が0匹という状態は、羊が 「無」 → 存在しないではなく ⇔ 羊が『空』の状態が存在するという考えです。

例えば、「千三十」 という状態では、 「0 (ゼロ) 」 は見えないけど存在する。

「0 (ゼロ) 」 という数字が存在する事によつて、
千三十 → 1030 → 1の位 (くらい) と100の位 (くらい) の 「0 (ゼロ) 」 という状態が 「無」 ではなく ⇔『空』という状態が存在する事が解るようになったといいます。

何も 「無い状態」 ではなく ⇔『空という状態』が存在する。
* 「無気」 は気が無い状態 ⇔『空気』は見えないけど有る状態。

日本の さまざまな仏教は、
無 (ム) と空 (クぅ)
すべて龍樹 (りゅうじゅ / Nāgārjuna) の説いた 大乗仏教 に分類されているようです。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%B9%97%E4%BB%8F%E6%95%99


ー(・・? ー・ー


ところで!
龍樹 (りゅうじゅ / Nāgārjuna) の名前には、「ナーガ」 という文字がついている事について気になりました。

「ナーガ」 とは蛇 (ヘビ) の事で、
無 (ム) と空 (クぅ)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%A8%B9
龍樹 (りゅうじゅ / Nāgārjuna) は頭に『蛇 (ナーガ) 』が乗っていました。

そのこと もまた、
かなりの影響を与えているように思われます。















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Posted by 阿佐工房 at 2016年03月06日   00:36
Comments( 10 ) 昔の出来事 言い伝え
この記事へのコメント
興味津々ですね。大乗仏教(北伝仏教)小乗仏教(南伝仏教)物大が空、色というのが、ウャファーウジ話しはかわりますがアンコールワットは最近は小乗仏教だそうです。ワットとは寺院、王により神や仏教がかわるとは(33の仏)とは興味深いです。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月22日 21:44
>チョコチップバニラさん

「コメントと情報」 ありがとうございます。
自分も詳しくはわかりませんが、どちらかというと、小乗仏教の方が原始仏教の考えに近く、大乗仏教はさらに宗派によりダイブ違っているようです。

日本人と東南アジアで、ダイブ違うようなので、違う国の人と接する時にはきをつけたいです。
Posted by 阿佐工房阿佐工房 at 2016年05月23日 03:49
そうですね!僕もそう思います。無・空・極微・有→(202)また色→物質、物体など興味深いです。解りにくいコメントですみません。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月24日 12:01
>チョコチップバニラさん

従来は『液体、気体、固体』の3つ、最近では『プラズマ体』もあると云われています。

300年前から東洋医学では、身体中に見えない 「経絡」 があるとされ、現代医学 ≒ 西洋医学では 「経絡」 に相当する『神経』というものが身体中に張り巡らすことが知られています。

見えない存在もあるのかもしれません。
Posted by 阿佐工房阿佐工房 at 2016年05月24日 13:07
恐れ入ります。続けざまですみません。凄く興味深いです。手短に興味のある資料を書いて見ます、大自然の成り立ちを陰陽で分類し、それぞれを相生・相克関係でとらえることで自然を解釈し、地勢学に用いた風水学、身体のなかを気が流れる道を「経路」その気の流れに対して反応する「経穴」大地にも気が流れ道を「龍脈」とよび「経穴」に対して「龍穴」など不思議に作用する土地、くつろげる場、空間が有ると!?
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月24日 16:45
>チョコチップバニラさん

(・・;) 詳しくはわかりませんが、
相剋 → 流れる関係 ⇔ 止める関係、五角形の陰陽道の関係があり、人間の身体にも地球の身体にも『風水』などで用いられているようです。

古い東洋の考えだけど、現代医学でもストレスや脳神経など‥ 目に見えない何かの治療には東洋医学に負ける事もあるようです。
Posted by 阿佐工房阿佐工房 at 2016年05月24日 18:02
いたく心を打たれ、敷居が高く、打てば響くコメントは出来ませんが、資料を見て書いて見ます。中医学では、よく人体のことを小宇宙と表現します。大宇宙である自然との気の交流が行なわれ、調和を保っている状態を「健康」と考えますと!?健康的な食事も大切だと思います。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月25日 16:51
>チョコチップバニラさん

病気を治すのは『薬』ではなく、人体自身が持つ『免疫力』で、自然治癒力 / 免疫力を高めるため、食生活や精神面、自己意識といった原始的な教えも見直されているようです。

「病は気から」 という言葉も、本当かもしれません。
Posted by 阿佐工房阿佐工房 at 2016年05月25日 20:18
確かにそうですね!人間の体には本来だれにも有ると思います。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月26日 21:28
確かにそうですね!
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年05月26日 21:32
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