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自由と安住の地を求めて


沖縄島と久米島の間に、慶良間 (けらま) 諸島という島々があります。

自由と安住の地を求めて
慶良間諸島には、
『大きな島』→座間味島・渡嘉敷島のほかにも、『小さな島』→阿嘉島・外地島・慶留間、屋嘉比島、久場島など‥あります。

人が住む『小さな島』→阿嘉島・外地島・慶留間島の3島と、無人島の屋嘉比島を合わせた『4島』には、天然記念物となった鹿→『ケラマジカ』がいる。

南西諸島にも、大昔は『鹿』がいましたが ⇔ 近年 (江戸時代ころ)、誰かが連れてきたと伝わります。

大昔 (石器時代ころ)、リュウキュウジカ、リュウキュウムカシキョン、ノロジカ、ミヤコノロジカ、その他数種類の鹿の化石が発見されていることから、南西諸島にもかつて固有のシカ類が棲息していたことがわかっているが、『ケマラジカ』はこれらの系統とは異なり、外部から人為的に移入されたものと考えられる。

自由と安住の地を求めて
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%AB

古い史料・首里王府編の『琉球国由来記 巻四』によると、江戸時代の崇禎年間(1628-44年)、尚氏・金武王子朝貞が、薩摩(鹿児島県)からシカを持ち帰り、慶良間諸島の小さな無人島→古場島 (現・久場島) に放したという。ケラマジカは、このときに移入されたニホンジカ(キュウシュウシカ、もしくは、マゲシカかヤクシカ)が野生化して、『ニホンジカ』とは違う鹿→『亜種』として、天然記念物に指定され、絶滅危惧種に分類されている。 *『亜種』とは同じだけど違う種類だと思われます。

日本国内に生息する『ニホンジカ』は、北海道などに住む『エゾシカ』、日本島に住む『ホンシュウジカ』、九州島に住む『キュウシュウジカ』、ツシマジカ、 マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカ、の7つの地域『亜種』に分類され、北方の鹿ほど大きく、南西諸島の3『亜種』は特に小さく、オスの体重で比較すると北方の『エゾジカ』の140kgに対して⇔南方のマゲジカとヤクシカで40kg、『ケラマジカ』はさらに小さく、30kgほど、であるという。

元もとは、『ニホンジカ』だったのだが違う鹿になったようです。


ー(・・?ー・ー


『ケラマジカ』が、繁殖期に泳いで島を渡る姿を多くの人々に目撃されていました。

自由と安住の地を求めて
現在、慶良間諸島の『小さな島』→阿嘉島・慶留間島・外地島の3島の有人島に、『橋』が架かるようになると、『ケラマジカ』が泳ぐ姿は見られなくなり ⇔ 橋 (はし) を渡る姿が見られるようになりました。

『ケラマジカ』は、本来夜行性で、夜には集落まで降りてくることもあったが、警戒心が強く、人には近づかなかった。しかし近年、日中でも頻繁に浜などに下りてきて、人前に現れるようになり、人が近づいても逃げない鹿も見られ、人間的になっていました。

自由と安住の地を求めて
2013年11月12日
『沖縄タイムス』という地方紙によると、

通常、慶良間 (けらま) 諸島の『小さな島』→阿嘉島・外地島・慶留間島、屋嘉比島、久場島など‥に住んでいる『ケラマジカ』であるが ⇔ 慶良間諸島の『大きな島』→渡嘉敷島に、『ケラマジカ』の目撃情報が複数、寄せられているという。



ー(・・?ー・ー


11月の繁殖期を迎えると、
雌 (メス) を奪い合う闘いに敗れた雄 (オス) 鹿が、違う島に『泳いで渡る鹿』もいましたが ⇔ 島と島に橋 (はし) が架かると ⇔ 島の『すみ』や崖下に、雌 (メス) を奪い合う闘いに敗れ、逃げ場を失った雄 (オス) 鹿の死骸が見られるようになっていました。

慶良間 (けらま) 諸島の『小さな島』→阿嘉島・外地島・慶留間島には、橋 (はし) が架かるけど ⇔ 慶良間諸島の『大きな島』→座間味島と渡嘉敷島には、橋 (はし) が架からない‥

泳いで渡るには、けっこうな距離であるのだが ⇔ 複数の目撃情報が見られるという。さらに、『大きな島』には、『小さな島』より人がたくさん住んでいる。

自由と安住の地を求めて
にもかかわらづ、

警戒心の強い『ケラマジカ』‥

彼らもきっと、負け組だと思われるのだが、なにか、『徐福伝説』のような、 自由と安住の地を求めて、やって来たのかもしれない。












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Posted by 阿佐工房 at 2013年11月13日   22:21
Comments( 3 ) 散歩
この記事へのコメント
そのような歴史があるとは初めて知りました。とかしき島で遭遇した事がありますが、とても用心深く直ぐ逃げてしまい、写真に治める事が出来ませんでした。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年12月09日 23:31
>チョコチップバニラさん

橋ができたため、遠くの島まで泳がなければ、それでも生きたいと思う雄鹿スゴいですね。
Posted by 阿佐工房 at 2016年12月10日 02:36
そうですね。自生の目的は自己を高めて行く事だと思いますがとても勉強になりありがたいですね。
Posted by チョコチップバニラチョコチップバニラ at 2016年12月10日 17:06
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